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CO2インフレーターとCO2カートリッジ
CO2インフレーターとは
CO2インフレーターとは人力によらないでボンベの圧力で空気を入れる方式の「空気入れ」の一種です。CO2の加圧ボンベ内の気体をタイヤ(チューブ)の中に入れる際の接続・調整器具のことを「インフレーター」と呼んでいます。CO2タイプの空気入れといえばこのCO2インフレーターのことで、バルビエリのビジョネアーなどが有名どころです。CO2インフレーターの形状には容器(CO2カートリッジ=ボンベ)の口に取り付ける程度の簡単なものから、インフレーター自体の中に容器を納めて、チューブに注入する流量を調節できるボタンやレバーが付いているものまで様々です。対応するバルブの形式は仏式弁(プレスタバルブ)と米式弁(シュレーダーバルブ)で、カートリッジ(容器)が上向きとなるようにして加圧するとカートリッジから出るCO2が最大になるという特性を持っています。
CO2カートリッジとは
CO2カートリッジとは読んで字のごとく、二酸化炭素(CO2)が圧縮して充填された片手で握れる程に小さいボンベ(気体の容器)のことをいいます。CO2インフレーターに取り付けてインフレーターを介して自転車チューブ(タイヤ)の中に二酸化炭素を瞬く間に注入することができます。出先・ツーリング先でのパンク修理後の素早い空気注入にはもって来いのアイテムと言えましょう。
ただ、CO2(炭酸ガス)にはゴムの透過率が高いという難点があり、ゴム製のチューブやタイヤから注入したガス(炭酸ガス)が数日もすると抜けていくという欠点があります。このため、CO2インフレーターによるガスの注入は応急処置と考えて後日、通常の空気を補充する必要があります。また、ボンベ(容器)から二酸化炭素が抜ける際、急速に容器の温度が下がり(ドライアイスが出来る程)人肌には危険性があるため、CO2インフレーターの中にはCO2カートリッジを包み納めるタイプのものが存在していると言えます。そういったタイプのCO2インフレーターにしてもあくまでもコンパクトで携帯には最適と言えましょう。
CO2インフレーターの使い方
CO2インフレーターの使い方として口金(エアーチャック)形のインフレーターの使い方を例にとれば次のようになります。
まずカートリッジを右方向に回しながら口金部に最後までねじ込みます。これによって口金の奥にある穴あけピンがカートリッジの入口に刺さって穴が開くことになります。しかしここでは密着状態なので気体(CO2)が出たりもれたりはありません。そしてこの状態で口金をタイヤチューブのバルブに接続します。その後、カートリッジを左方向に少し回すことによって、穴あけピンと口の間にすき間ができ、そこからCO2が注入されるという仕組みになっています。なので右方向にカートリッジを回でばガスの注入は止まることになります。
CO2インフレーターとCO2カートリッジは一般にはあまり知られていないアイテムですが、便利なアイテムではあります。トライアスロンなど、自転車競技のシーンでは必ずといっていいほど登場するアイテムだそうです。特別に高価なものではありませんので自転車ツーリングのお供に揃えておいても良いものかと思います。
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